アダルトグッズでより上質なオナニーを提案する男のためのエデン(楽園)です

本当の春《後編》


Xデー。。。

早々に帰宅した僕は、逸る気持ちを抑え、
家に誰もいないことを知りつつも確認しながら、決して広くはない住まいを歩いた。

自然に必然にテレビの前に鎮座するまで、一分も掛かっただろうか、三十分以上徘徊しただろうか、
頭の中は至極シンプルにソノことだけを考えていた気がする。

やることは決まっている。しかし、簡単なコトばかりではない。

不規則に並べられたビデオテープ、其の武器は奥深くにこちらを伺っているのだ。
兄貴は、僕が兄貴の武器を手に入れたことを知らない。

完全犯罪を遂行する為には、始めが肝心なのだ。
配置、傾き加減、テープ同士の接着点、
頭の中に、脳の奥に、網膜の裏の裏に徹底的に叩き込む。

ゆっくりと音を立てないようにそろりそろりと
自然と息をひそめて、心臓の鼓動にも注意を払いながら…


第一段階をクリアーした時、額には汗が滲んでいた。

ここまでくれば任務は、概ね成功したともいえる。
実際はそうではないのだが、この時はソレができるという、本来の目的に不必要な思考はストップされ
煩悩という動物的欲求が僕を包んでいく。

ゆっくりとデッキにVHSを流し込む。
待っていましたと言わんばかりにデッキはテープを飲み込んでくれた。

画面の中には、中学生にとって何よりも興奮する映像、群像が溢れていた。

大人になった現在(いま)でも楽しめるコンテンツがあったと思う。それ故あのように人気があったのだ。

ともかく中学生には刺激的以外の何者でもない。
迅速に、俊敏に、あれほど早く下半身を露にしたことは、それからしばらくないと思う。

そこからは、説明の必要はないだろう。無我夢中である。



っ!?



ものの一、二分であろうか。猛烈な尿意、いやそれとは違う気がする。
男性器の深い部分からナニカがこみ上げてくるような、
押し寄せる波への抗い方はわからない。




んっっっっ?!!!



気付いたとき、テレビ画面にナニカが付着していた。



僕の精通は、画面射だった。




つづく




>>「第2話 本当の春《前編》」

>>「第4話 咲き乱れる性欲」

記事一覧