一生勉強《前編》


人生は常に勉強だと、ある人が言う
たしかにボクもそう思うところがある。
知らないことは沢山あるし、見たこと聞いたことが無いことも山ほどある。
行ったことない所の方が多いし、ボク自身の経験値なんて大したこと無いだろう。
それらに直面したとき、素直に勉強だと受け止められるか?
聞くことに恥じらいを持たないか?新しい一歩を踏み出せるか?
人の成長は、変わってくるのかもしれない。。。
これは、ボクが二十歳そこそこ、今よりも更に未熟だった頃のお話…
ある日の休日、買い物に出かけたボクは何ともイカガワシイ名刺を貰ったのだ。
そこは、古着屋さんが多く店を構える街、道行く人もおしゃれに見えてしまう
ひとしきり目当ての物も買い、帰路に着こうと駅に向かっていた
駅の改札からほどない距離にその人物は立っていた
ティッシュ配りの人なら良く見るが、名刺を配っている人が、その頃のボクにはとても珍しかった
『お兄さん、是非』
向こうもやたらコッチを見てくる若造が気になったのか、すぐさま目を付けられた
【時給5000円 高収入アルバイト】
なんてことはない。求人の名刺だった。しかし、あまりにも時給が高い。どういうことかと尋ねた
『お兄さんなら間違いなく大丈夫ですょ』
さっぱり意味が分からなかったが、さして興味も無くなったので、そそくさと改札に向かった。
その頃のボクは(覚えてくれている方もいるだろうか)居酒屋でアルバイトをしていた
大型のチェーン店ではなかったが、所詮飲食店、時給もたかが知れている
一人暮らしの若者にお金がいらないといったらウソになる。。。
名刺を貰ってから、数日経ったある日の午後、ボクは名刺に記載の電話番号に電話していた
『では、○月○日面接に来て下さい。○○駅に着いたらまたご連絡下さい』
なんとも普通。仕事内容は面接の時に説明してくれるらしい。
そんなに近い駅では無かったが、ヒマはあるし
(もしかしたら、楽して稼げるかもしれないww)
なんていう淡い考えが、それ以上の深読みをさせなかった
面接当日、言われたとおり○○駅に着いたボクは、名刺の番号に電話を掛けた。
『では、○○を目印に真っ直ぐ・・・』
なんていう対応を聞きながら、着いた場所は、普通のマンションだった。。。
無知というものは、いやはや恐ろしい。。。
なんの疑念も持たず、当時のボクは言われたとおりの部屋番号を押していた。。。




つづく



 

>>「第23話 本当の初めての風俗w」

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